AGV、AMRって何?
AGV、AMRって何?
こんにちは。ピーエムティー ソリューションプロバイダーグループの大当です。
本記事では「AGV、AMRとは何か?また、この2つの違いは何か?」についてお話していきたいと思います。
目次
- AGVって何?
- AMRって何?
- AGVとAMRの違いは?
- AGV、AMRそれぞれのメリット・デメリット
1. AGVって何?
AGVは「Automated Guided Vehicle」の略称で、
日本語では「無人搬送車」と言われます。
物流倉庫や工場・製造の現場で、自動で所定の場所まで走行できる移動ロボットです。
材料や部品、工具などあらゆるものを積んで、走行することが出来ます。
それぞれ使用する環境に応じて、床に設置された磁気テープや、目印となるQRコードなどに沿って走行します。
2. AMRって何?
(写真:HATSキャリー 遠隔サポート付き搬送ロボット ≫詳細はこちら)
AMRは、「Autonomous Mobile Robot」の略称で、
日本語では「自律移動ロボット」と言われます。
AGVと同様に、あらゆるものを積んで走行することが出来ます。
目印となる磁気テープや、QRコードは不要で、一度マップのデータを取り込んでしまえば、自由な移動が可能です。
タブレット等で操作指令ができ、また人や障害物を自ら察知し、自動で回避出来るので人との協働作業が可能です。
3. AGVとAMRの違いは?
ここまでで、AGV、AMRとはどのようなものなのか、大体ご理解いただけたと思います。
さて、ここで更に分かりやすく、AGV、AMRの違いが分かる簡単な表を作成してみたので、ぜひご覧ください!
AGV | AMR | |
---|---|---|
ルート | 固定されたルート | マップを元に自動でルートを算出 |
設備 | 磁気テープやQRコードのような「ガイド」が必要 | 磁気テープのような「ガイド」は不要 |
環境の変化 | 作業エリアの拡大/変更の際、費用と時間がかかる | 作業エリアの拡大/変更が簡単 |
障害物 | ルート変更不可なので、人や障害物があると停止 | 人や障害物を検知し自動で回避 |
人 | 人がいない環境に適している | 人と協働作業が可能 |
コスト | 本体コストが抑えられる | 本体コストは高め |
4. AGV、AMRそれぞれのメリット・デメリット
突然ですが、ここで改めて自己紹介をしたいと思います。
私は株式会社ピーエムティー ソリューションプロバイダーグループ所属
WEB担当の大当(おおとう)と申します。
主に、ロボットの導入から運用、現場改善まで、
お客様のお困りごとに合わせて「最適な解決案」を導き出すサポートをさせていただいております。
実は、このロボットを扱うソリューションプロバイダーグループに配属される前は、ロボットとは全く関係のない
経理部門に所属しており、
配属された当初はAGVやAMRが何なのか全くわかりませんでした。
自分なりに勉強し、説明を読んだところで、
具体的にそれぞれどのような環境で動くのか?想像がつかなかったのです。
ですが、色々なロボットを見たり、様々な環境の現場を訪問させていただいたりしながら、
「それぞれの環境に最適なロボットはどれだろう・・・」と考えているうちに分かってきたのです。
例えば・・・
例1)フォークリフトが行き交う現場にロボットを導入したいな、と思った時
床に磁気テープのような「ガイド」を貼ってしまうと、
その上を毎日フォークリフトが走っていくためすぐに劣化してしまい、修復に時間と費用がかかってしまいます。
そのため、この場合は障害物を自動で回避できるロボットが適しているので、
取扱製品の中からAMRのご提案ができます。
例2)人手不足で困っている工場の場合。
※デジタルシミュレーション を使い、工場全体のレイアウトを変更し、無人でロボットが動く環境が整えば
取扱製品の中からAGVのご提案ができます。
AGVの導入で人員を削減出来、削減した人員を人手が足りない部署へ移動することができたら
素晴らしいですよね。
現場×ロボットは、まさに、出会いです!!
ちなみに、上記 例2)でありました、※デジタルシミュレーション の時点で、
ロボットを導入せずともレイアウト変更のみで、作業の簡略化や時間削減が図れることが判る場合もあります。
無理にロボットを購入せずとも、改善できればそれに越したことは無いですよね。
シミュレーションの詳しい内容は、今後また解説したいと思います。
皆様が、それぞれの現場環境に最適なロボット(もしくは解決案)と出会えますように・・・、
私たちソリューションプロバイダーがサポートさせていただきます!
以上、AGVとAMRとは何か?についてお話させていただきました。
読了いただき、ありがとうございました。
どんなロボットをどのくらい扱っているの?
うちの現場に最適なロボットを教えてほしい!
そもそもロボットを導入する必要があるの?・・・など
疑問点、ご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。